【宅建ダ】東スポ伝説。一面見出し、そこは1行の劇場だ。

「あ、この本、なつかしーなぁ〜」と、こないだ、古書店街をブラブラしていたときに発見したので購入。
平成3(1991)年の本。
買ったな、これ。
当時、買った買った。
で、笑った笑った。
そういえば、なんでいま手元にないんだろ?
あ、そっか。
離婚したときに、前の奥さんにあげちゃったんだ。
「あなたとの思い出に、この本、ちょうだい」と離婚間際に言ってくれた彼女。
いま思い返してみると、東スポをいっしょに楽しんでくれていたわけで、もしかしたら、オレにとって、いいオンナだったのかもしれん。
そんでね。
東スポをあまりご存知ない方は、「東スポ 見出し 傑作」で画像検索してもらえると、いっしょに笑えます。
けっこう好きだったのは
ネッシー生け捕り
カッパ発見
UFO大群八王子に出現
いまみても笑える。
あ、あと「ネッシー出産」というのもあった。
そんでね、誰しもが思う素朴なギモン。
東スポは果たして新聞なのか、
Wikipediaから引用させていただきますと(とってもおもしろいので)
飛ばしの東スポ
《1991年4月、ビートたけしが客員編集長に就いてからは、浅草キッドから「日付以外は全て誤報」と言われるほど娯楽性を重視しており、「“ガセ”」「飛ばしの東スポ」という異名も持つ》。
裁判
東スポの記事での名誉毀損事件。一審では東スポ勝訴。《一審の東京地裁判決は、「被告梨元のリポート記事の類は、社会的事象を専ら読者の世俗的関心を引くようにおもしろおかしく書き立てるものであり、東京スポーツの本件記事欄もそのような記事を掲載するものであるとの世人の評価が定着しているものであって、読者は右欄の記事を真実であるかどうかなどには関心がなく、専ら通俗的な興味をそそる娯楽記事として一読しているのが衆人の認めるところである》ということだったらしい。
第二審は敗訴。結局、損害賠償10万円となったみたいなんだけど、二審の裁判長から《報道機関が自ら「記事を信用する人間はいない」と主張することは、報道機関としての存在そのものを自ら否定していることに他ならない》と怒られた模様。
そんなこんなで、けっこう笑わせてもらえたので、毎日ではなかったけど、ちょくちょく駅の売店で買っていました。
記事のレイアウトも秀逸。
「東スポ伝説」から拝借しますと、たとえばこれ。
ちょうど湾岸戦争のころで、アメリカの美人女優がサウジアラビアの米軍基地を訪れたみたいだ、という記事。
それをですね、「Fカップバスト92センチ慰問」とか「サウジで肉体出前」とか、まぁほんと、もののみごとな見出し。
でね、秀逸なのは、その横に「戦地でバカ売れコンドーム」っていうのがあるでしょ。
こう並んでいると、「俺にも使わせろ」なんて書いてあるから。セクシー美人女優と、そういうことができちゃうのかな的なノリになるんだけど、これがね、まったく関連がない記事なんですわ。
あはは。
「自動小銃の銃口にコンドームをかぶせておくと、砂漠の砂よけに便利だ」というだけの記事です。
さすがだな〜。
宅建ダイナマイトとしても、見習わなくてはと思います。