【宅建ダ】地面師暗躍アパホテル「溜池駐車場」事件の怪。ここが現場。久々に行ってみた。

ワタクシの愛読書の「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺師集団」の表紙みたいな写真を撮りたいんだけど、まぁちょっとむずかしいかな。
この書籍の写真をよく見てもらうと、この駐車場の地面はアスファルトではなく傷んだコンクリート。
ちょうど真ん中らへんに、裂け目みたいなのが見えるでしょ。
さっき(令和4年7月27日・水)撮ってきた写真でも、ほらね、その「裂け目」は健在で、この駐車場が「12億円の地面師事件」の舞台になってからしばらく時間は経過しているんだけど、久しぶり行ってみたら当時のまんまなので、なんかうれしい。
さて。
ここでなにがあったか。
参考図書の149ページからの「第5章」を読んでみましょう。
まず、現場の確認 から。
150ページにも駐車場の写真が載っていて
舞台となった駐車場は赤坂見附から六本木通りに抜ける裏道で、アパグループが手を出したのもわかる。
との説明あり。
そして156ページ。
見出しはこちら
大都会の異様な空間
いーね!!
まさに「異様な空間」かも。
この「大都会の異様な空間」を味わいに、みなさんもどうぞお近くにいらしたときは、お運びください。
そして「裂け目」もご覧になってくださいね。
では少し、引用させていただきますと・・・
その土地は、外堀通りの旧日商岩井ビルから六本木通りに抜ける道路沿いにある。オフィスビルや飲食店のテナントビルが犇めき合い、昼夜問わず人通りが絶えない。そんな都心の一等地に不似合いな駐車場だ。
・・・たしかに。
引用を続けます。
道路に面した東側以外、三方をオフィスビルに囲まれている。登記簿を見ると、その四角い土地の面積は378平米、114坪ほどある。実際、現場に行ってみると、けっこう広い。
地面はアスファルトではなく、傷んだ古いコンクリート張りで、道路側の金編には月極めの駐車場である旨の表示とレンタカー会社が「カーシェア」の看板を掲げている。
〜中略〜
「なぜ赤坂二丁目の一角のここだけ、ビルが建っていないのか、ビジネスホテルでも建てれば繁盛するだろうに」
そう感じるのは、むろん私だけではなかった。
外国人観光客によるインバウンドでにぎわう東京の都心は、昨今、極端なホテル不足に陥っている。ビジネスホテルを中心に全国で400近い宿泊施設をチェーン展開してきたアパグループが、この土地に目を付けるのは当然といえたかもしれない。
・・・不動産登記上の「所有権保存」をしている人、つまり駐車場の持ち主は誰だったのか。
そして、この土地が動きだしたのが、2013年6月。
所有者のなりすまし役を手配したのは、通称「池袋の女芸能プロダクション社長」と言われているあの方で、正体不明の高齢者の知り合いが多いらしい。もちろん彼女は積水ハウスの事件にも出てくる。
で、この事件の首謀者は、地面師業界のスーパースターで・・・・。
めっちゃおもしろいので、みなさんもぜひ。
こちらの書籍の第5章を、この駐車場で読んでみてください。
ゾワっとします。
夏の夜にピッタリ。
地面師を取り上げてワーキャーやっている動画(Y0uTube)はこちら。
ご参考まで〜\(^o^)/