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【宅建ダ】ドキュメンタリー映画『飯舘村 べこやの母ちゃんーそれぞれの選択』を観たぜ。

10年以上の撮影・製作期間を経て完成させた「ドキュメンタリー映画」。

公式サイトはこちらです。
https://iitate-bekoya.com

この映画なんだけど、たった1週間(3月11日〜17日)の限定ロードショーで、さらに1日1回のみ(12時20分から)の上映。

ということは、7回しか上映されないということだ。

この映画館の客席数は96だから、仮に各階満席だとしても96×7=672人しか観ることができないという計算。

もっと上映してよぉ〜。

・・・でもね、お察しのとおり映画館のスクリーンは大ヒット作に独占されちゃうので、この手のドキュメンタリー映画とか中規模作品とかは、シネコンとかでは上映されない。

シネコンは大手企業によるチェーン形態でしょ。上映するかどうかは、その映画で儲かるかどうかだから、カネかけてヒットを狙う大作を中心に上映だよね。

ちなみに、2021年の映画館の総スクリーン数は「3648」だそうで、このうち、独立系の館は12%しかないそうだ。

でね、2021年に公開された映画は約1,000本だそうで、そのうち4割はシネコンで上映されないみたい。その「1,000本」のうち大ヒット作(興行収入10億円超のメガヒット)は全体の4%(40本)で、その「4%(40本)」で興行収入全体の64%くらいを占めるらしい。

ということで、ふつうに暮らしている人がたまには映画でも観に行こうかとなると、この40本のどれかみたいな感じになるわけだ。

・・・という背景がありまして、なので、ワタクシのような「ドキュメンタリー映画愛好家」は苦労するわけで、そのわずかな上映期間を狙って、その映画館にいくしかないのだが、逆に、そこしかやってないので、満席で観れないということも多々ある。

途中休憩ありの3時間に渡る映画。

「途中休憩」なんて、黒澤明監督の「七人の侍」を観たとき以来。

上映中、こちらもいろんなことを思いながら、ずっとスクリーンを観続けてしまう羽目になる映画で、上映後、拍手が巻き起こった。

で、上映後に舞台あいさつがあって、監督と出演者の3人のうち2人の「かあちゃん」が登場したとき、やべ、涙が出た。

2023-03-12 | 大人の宅建★お楽しみはこれからだ