宅建ダイナマイト合格スクール

【宅建ダ】将来のことを考え、映画を観に行きました。プラン75。自分だったらどうする?

昼下がり、大学んときの友だち(いまだにけっこう仲がいい連中の一人)から電話がかかってきて、これが20年くらい前(30代後半〜40代)だったら、「これこれこういう女の子たちと飲み会があるけど都合つく?」「え、どこどこ、どこでやんの」「六本木か銀座かな」「あ、行く行く」みたいな話がほとんどだったんだけど、これが今日このごろだと、誰かが死んだとか。

だいたい、「オヤジ(父親)が死んだ」みたいな話が多い。

まぁしかたあるまい。
オレたちも還暦直前、そういうお年頃だ。

で。

彼のとこもそうで、「いつ?」「先週」みたいな話のあと、遺産分割協議がどうのこうの、という相談らしい。

聞くところによると、彼の父上は再婚してて、後添えがオレたちとさほど年が離れていない美女で、とのこと。

で、配偶者居住権がどうしたこうした。

おー!!
配偶者居住権か。

最近の改正だ。
最新の出題は令和3年10月の試験で【問4】だ。

宅建試験を受験すんの?

と聞いてみたら「いまさらしない」とのことで、配偶者居住権を含め、遺産分割協議だとか、不動産を相続したあとの固定資産税がどうしたこうしたと、実務的なことが聞きたかったらしい。

あー、なるほどですね。

で、どうなのよ?

・・・知らん。

「なんで?」というので、「あのね、オレはね、宅建受験講座の「咄家」なのよ」と答えた。

ちょっと前までの名刺では、肩書を「宅建系コメディアン」としていた。

ネタとして宅建試験の受験講座(高座っすね)をしゃべっているわけで、単に人前でしゃべりたかったというだけのことだし、なので、不動産取引とか不動産実務なんてあんまり興味ないし、そもそも、そういう実務的な労働はしたくないし、それに、これもそもそもなんだけど、不動産って高くて嫌いだし、みたいな。

「そんじゃどーすっかなー」と言うので、「あ、あいつに聞いてみなよ」と、大学んときの仲間内の司法書士を思い出す。

それがいい。

とりあえずヤツに聞いてみたら、と、自分でいうのもなんだが、なかなかナイスなアドバイスをすることができて、満足だ。

その後、オレたちの共通の持病「緑内障」の話で盛り上がる。

ここんとこ、テレビCMでもやたらとやってて、おかげさまで「緑内障」の認知度も上がりつつあるようだ(・・・なにがおかげさまなのかわからんがww)

その日がいつになるかわからんが、視神経が腐っていく病で、いつか必ず失明する病気。

若い衆(粋に「わけーし」と読んでね)はよく間違えているけど白内障とはまったく違う病気で、手術で根治ということはなく、不可逆性。

視神経が腐るのだから、完治もしない。

あとは目薬で、いかにして進行を遅らせるか。

「いま、視野どこまで欠けてきた?」

「えーとね・・・」

オレの場合、たとえば野球で右のバッターボックスに立ったとすると、サイドスローの左ピッチャーの「バックドア(外界から中へ入ってくる球)」が見えない。

と説明してみた。

その後「目薬」談義になり、とにかく進行を遅らせようと。

でもな。

いわゆる「寿命が先か失明が先か」問題。

いままでだと、失明する前に寿命がきちゃうそうで、なのでそんなに心配する必要もなかったみたいなんだけど、今ってさ、寿命が100年とか120年とかでしょ。

おかげさまで、オレも彼も、ここんとこ健康に気をつけているので、なので、けっこう健康だ。

オレは痩せたし、筋トレもはじめて、そうです、かなり長生きをするつもりだ。

120歳まで生きよう。

で、オレの視神経の限界が90歳でやってくるとすると(これもけっこうがんばって進行を遅らせることができた場合の話だが)、その後、あと30年間は目が見えない状態で過ごすのか。

長いなー30年。

普通借地権の期間が満了だ。

・・・と、そんな話をしてたら、彼に来客があったみたいで、そんじゃまた、となった。

夕方。

なんとなく仕事をする気になれず、映画を観に行く。

プラン75。

オレだったら、どーすっかな。

 

2022-07-11 | 散歩の達人・街宅建