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【宅建ダ】「急傾斜地崩壊危険区域」の出題は令和2年12月の宅建試験【問32】だよ!!

こないだ、「街宅建」をしていたときに、「急傾斜地崩壊危険区域」に出くわしましたので、写真を撮ってきました。

宅建試験で「急傾斜地崩壊危険区域」が出題されたのは、最近ですと令和2年12月の宅建試験【問32】です。

写真も撮ってきたことだし、まぁ写真を見れば一目瞭然だと思いますけど、ものの勢いということで、みなさんといっしょに令和2年12月の宅建試験【問32】の「急傾斜地崩壊危険区域」を解いてみましょう。

 

 

令和2年12月試験【問32】

問題:宅地建物取引業者が行う宅地建物取引業法第35条に規定する重要事項の説明に関する次の記述のうち、正しいものはいくつあるか。なお、説明の相手方は宅地建物取引業者ではないものとする。

ア 宅地の売買の媒介を行う場合、当該宅地が急傾斜地の崩壊による災害の防止に関する法律第3条第1項により指定された急傾斜地崩壊危険区域にあるときは、同法第7条第1項に基づく制限の概要を説明しなければならない。

答え:正しい

 

【急傾斜地の崩壊による災害の防止に関する法律】

【1条】目的

この法律は、急傾斜地の崩壊による災害から国民の生命を保護するため、急傾斜地の崩壊を防止するために必要な措置を講じ、もつて民生の安定と国土の保全とに資することを目的とする。

 

【2条】定義

「急傾斜地」とは、傾斜度が30度以上である土地をいう。

 

【3条】急傾斜地崩壊危険区域の指定

指定:都道府県知事が指定。
対象:崩壊するおそれがある急傾斜地が指定対象。
危険:その崩壊により相当数の居住者その他の者に危害が生ずるおそれ。

 

【7条】急傾斜地崩壊危険区域での行為の制限

急傾斜地崩壊危険区域内においては、次の各号に掲げる行為は、都道府県知事の許可を受けなければ、してはならない。

① 水を放流し、又は停滞させる行為その他水のしん透を助長する行為
② ため池、用水路その他の急傾斜地崩壊防止施設以外の施設又は工作物の設置又は改造
③ のり切、切土、掘さく又は盛土
④ 立木竹の伐採
⑤ 木竹の滑下又は地引による搬出
⑥ 土石の採取又は集積 など

 

「急傾斜地崩壊防止工事」とは

急傾斜地崩壊防止施設の設置又は改造その他次条第一項の規定により指定される急傾斜地崩壊危険区域内における急傾斜地の崩壊を防止するための工事をいう(2条)。

この工事をしましたよ、という意味合いのプレートなんですね。

 

2022-06-26 | セミナー・宅建受験講座