【宅建ダ】今日の街宅建は赤坂の日枝神社。強烈な土砂災害警戒区域を堪能してくれたまえ。

夕方から永田町で打ち合わせがあったので、その前の午後3時ごろ、まだまだ真夏の太陽ギラギラでクソ暑いなか、赤坂の日枝神社に行ってみた。
セミが鳴いてる土砂災害警戒区域。
まず、今日の街宅建の地図。
このあたりもまぁほんと、起伏の激しい地区で、となると洪積層(大昔からの台地・堅い土地)と沖積層(大昔は海・湿地)が入り組んでいるわけで、そこらへんのことはアースダイバーの第5章「麻布〜赤坂」を読んでもらうとよくわかる。
では、大昔の海の底から台地を見上げてみよう。
ものすごい高さの擁壁だ。
もちろん土砂災害計画区域に指定されている。
日枝神社は洪積層の台地の上に建立されているので、こちら外堀通り方面、かつての海の底からのアプローチもたいへんだ。
なのでそこは現代、エスカレーターが用意されている。
で、ひさしぶりにこのエスカレーターに乗ってみたんだけど、ちょうどいい塩梅の風が吹いていて、そんでもって、緑がいっぱいでしょ。
気持ちよかったです。
エスカレーターって、ふつうはさ、建物の中にあるというイメージなんだけど、こんな野ざらしで、壊れたりしないのかな。
・・・と、オレが心配することもないんだろうが。
たとえば、本来は地下鉄なんだけど、その車両が地上に出てJRみたいに走っている路線があるけど、あれとおんなじようなことなのかな。
あ、というのもですね。
これも完全に個人的なイメージなのだが。
ほら、地下鉄だから太陽光を浴びないでしょ。
なので車両も作りがヤワなのかと思ったりしてしまう(笑)
で、そんな日枝神社だが。
珍百景とかに入りそうでしょ。
超高層ビルに囲まれての境内。
こちらはプルデンシャルタワー。
もとはホテルニュージャパンでしたよね。
あの跡地に建っています。
ニュージャパンがアレになってからしばらくして、たしか千代田生命だったかな、ニュージャパンに融資してたんだろうね。
で、千代田生命がニュージャパンの建物だったのか土地だったのかよく覚えてないんだけど、まぁ当然のことながら抵当権を設定していて、で、ニュージャパン自体がアレになっちゃったので、千代田生命が抵当権実行、すなわち競売するという騒ぎに。
「えー、どうなるんだろうー」と。
もう野次馬的関心のみですよね。
結果、誰も買い手が現れず。
落札なし。
そんで、そこからもまた長らく放置されてたんだよね。
そんとき当時、某大手専門学校で、自称:人気宅建講師だったオレは、なのでもちろん抵当権の講義のとき、ニュージャパンネタがまだタイムリー性があったので、で、さらにこれがまたことがことだけに受講生の関心も高く、ワーキャー盛り上がったのを覚えている。
まだ20代だったな。
アルマーニのネクタイでWのソフトスーツだオレは。
そのニュージャパンネタでわーわーやってたとき、オレの担当クラスに大正生まれの御仁がいらしてた。
御仁はオレにこういった。
御仁:大澤先生、ニュージャパンですが、かつて地下のお店にラテンクォーターという飲んだり踊ったりするクラブがありましてな。
オレ:ほぉほぉ。
御仁:そこで力道山が刺されました。
オレ:えー、そこでだったんですかー。
御仁:そのときたいへんでしたよ店内。
・・・とかなんか、そんな会話をした記憶あり。
その御仁は素晴らしきジェントルマンで、えーと、どこだったっけな、すっげーでっかい会社の会長だか相談役だか創業者だとかで、まぁだからこその貫禄というか余裕というか。
で、彼が宅建試験に合格したとき、「御礼にぜひ」とかなんとか言われて、銀座のどっかの高級クラブに連れてってもらったんだよな。
楽しかったです。
おおよそ30年以上も前の話なので、御仁はもう死んじゃったでしょうね。
さて。
台地の上にいる分には、土砂災害警戒区域のことなんか忘れてしまう。
そろそろ、打ち合わせに向かわねば。
オレたちみたいなのを待っていてくれる人たちもいる。
シアワセなことです。
では、洪積層の台地から、かつての海の底の沖積層に向かおう。
アースダイバーですね。
赤い鳥居。
きっと真夜中だと、ちょー怖いだろーね。
今日の動画
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