【宅建ダ】世情が一段落しましたら「街を歩けば受験勉強〜宅建デートコースガイド★世界編〜」をやりましょう。

ワタクシはこういう本が好きなので、いろんな種類の本が手元にあります。
ふむふむなるほどと、落ち着いたオトナの男性ですからワタクシはね、本を読んで教養を身に着けているわけです。
でもね、本で得た知識、アタマだけの教養だけでこの世を渡りきっていけるかというと、そりゃもちろんそうでもなく、というのもそのむかし、GOROやホットドックプレスで恋愛指南特集を読み、そして性愛テクニックの解説書を読み漁り、よっしゃと思って初戦に挑んだのだが15秒で敗退したという、栄光の苦い経験があるだけに、結論からいうと、わかった気になってはいけない。
ちなみに、装着する前に終わった。
ま、それはそれとしてだ、こちらの書籍を読みすすめてみると、どうやら、彼の地に、アフリカ大陸初のタワーマンションがあるらしい。
ほほぉ〜。
居住用としてはアフリカ大陸で最も背の高い建物だそうで、その名は「ポンテタワー」。
51階建てだそうです。
正式名称は「ポンテ・シティ・アパートメント」というのだそうで、完成は1975年とのこと。
ニッポンでの超高層ビルの建築がはじまったあたり、黎明期というんでしょうかね、その時期とだいたいおなじです。
たとえば、東京・西新宿の超高層ビル郡、宅建受験勉強ではおなじみの「特定街区」ですが、その超高層ビル郡のなかで、一番最初に建築されたのが京王プラザホテルで開業は1971年6月5日。
そのあたりのお話は基本テキストにて。
で、そのポンテタワーなんだけど、こちらの本によりますと、以下、引用です。
1990年代から2000年にかけて「世界一の高層スラム」と恐れられ、麻薬、殺人、売春などヨハネスブルグのあらゆる悪徳の吹き溜まりと忌み嫌われたビルである。
とのこと。
すげー。
すげー、すげー。
そんな「世界一の高層スラム」と恐れらたポンテタワーなんだけど、その「作り」は、高さ173mで中央は空洞になっているらしい。
となると、「作り」としては、東京・西新宿の超高層ビル群の「住友三角ビル」みたいな感じなんでしょうね。
住友三角ビルもポンテタワーも、わかりやすくいうと「筒」。
その「筒」がどうなったかというとですね、また引用させてもらいますと
犯罪者の巣窟となり、その内側では理解を超えた生態系が形成されていく。
(中略)
そこでは通常の社会ではおよそ許容されないあらゆるものが横行したといわれる。
タワーは市当局から放棄され、電気や水の供給、ゴミの回収といった公共サービスが途絶えた。
(中略)
ゴミの回収がストップしたことで、住民たちはそれぞれの階からゴミを投げ捨て始めたのだ。
タワー中央の空洞に向けて。
日々降り注ぐゴミは溜まりに溜まり、ピーク時で5階に達した(これにも諸説あり、7階とする説、14階とする説がある)。
水が止まっていたことも忘れてはいけない。
小便や大便もそこに含まれ。タワーの衛生環境は劣悪を極めた。
そうした堆積物のなかには、人間の死体も含まれていた。
すげー。
すげー、すげー。
ちなみに、なんでこんなことになっちまったのかというと、どうやら「都市計画の失敗」が原因らしい。
このポンテタワーが建っている界隈は「インナーシティー」と呼ばれているそうで、さほど広くないみたいなんだけど、ここにビルを作りすぎた、とのこと。
企業活動に支障が出るほどの渋滞、などなど。
そうこうしているうちに、郊外のほうに快適な街ができあがり、人や企業は、そりゃそっちに行ってしまうわな。
典型的なドーナツ化現象で、ニッポンの大都市も、他人事じゃないような気がする。
そんでね、ここからがすごい。
なんと、立ち直ったのだわ、ポンテタワーが。
2001年、なんと、イギリスの不動産会社が「浄化作戦」を開始したそうで、そこから10年、2011年ごろには、また人がふつうに住めるマンションになった模様。
ということで、世情が落ち着きましたら、みんなで行ってみましょう、ポンテタワー。
楽しみにしてまーす。